最終更新日:2026年9月10日
Google翻訳API(Google Translate API)とは?無料枠・価格を解説【2026年最新】

Google翻訳APIを使ってWebサイトやアプリを多言語化したいものの、「料金はいくらかかるのか」「無料で使える範囲はどこまでか」「文字数に上限はあるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。
一般に「Google翻訳API」「Google Translate API」と呼ばれているサービスは、Google Cloudが提供するCloud Translation APIを指します。2026年現在、Cloud Translation APIにはBasicとAdvancedがあり、利用する機能や認証方法、翻訳モデルによって適した用途が異なります。
この記事では、Google翻訳APIの料金・無料枠・文字数上限、Cloud Translation – BasicとAdvancedの違い、メリット・注意点、導入の流れまで実務向けに整理します。
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- 1998年創業・官公庁や企業に対応
- 44言語・方言に対応
- 2つの品質プランをご用意
- 納品後3か月無償修正に対応
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Google翻訳API(Google Translate API)とは
正式名称はCloud Translation API
Google翻訳API(Google Translate API)は、Google Cloudが提供するCloud Translation APIの通称として使われている名称です。APIを利用することで、Webサイト・アプリ・業務システムなどから翻訳リクエストを送り、翻訳結果を自動で受け取る仕組みを構築できます。
APIとは「Application Programming Interface」の略で、異なるシステムやアプリケーション同士が機能やデータをやり取りするための仕組みです。Cloud Translation APIを組み込むことで、チャット、問い合わせ対応、商品情報、社内文書などの多言語処理をシステム側から実行できます。
Cloud Translation APIは100以上の言語ペアに対応し、翻訳元の言語が不明な場合には言語を自動検出する機能もあります。
公式サイト:Cloud Translation
Google翻訳とGoogle翻訳APIの違い
ブラウザやスマートフォンで使うGoogle翻訳と、Cloud Translation APIは用途が異なります。Google翻訳は利用者が画面上で翻訳するサービスであるのに対し、Cloud Translation APIはWebサイトやアプリ、業務システムに翻訳機能を組み込むためのサービスです。
| 比較項目 | Google翻訳 | Cloud Translation API |
| 主な使い方 | ブラウザ・アプリ上で翻訳 | Webサイト・アプリ・システムへ組み込み |
| 対象 | 個人利用・日常的な翻訳 | 開発・業務システム・サービス連携 |
| 料金 | 基本機能は無料 | 利用量に応じた従量課金。NMTには月ごとの無料枠あり |
| 自動処理 | 利用者が操作 | API経由で自動化可能 |
| カスタマイズ | 限定的 | Advancedでは用語集・カスタムモデル・ドキュメント翻訳などに対応 |
Google翻訳アプリやブラウザ版の使い方を知りたい方は、以下の記事もご覧下さい。
【関連記事】
Google翻訳の使い方|アプリ・PC・カメラ・音声・オフライン翻訳を解説
Cloud Translation APIはBasicとAdvancedの2種類
Cloud Translation APIには、Cloud Translation – BasicとCloud Translation – Advancedがあります。新規開発では、必要な機能・セキュリティ要件・カスタマイズ性を確認したうえで選択することが重要です。
| 比較項目 | Cloud Translation – Basic | Cloud Translation – Advanced |
| API | v2 | v3 |
| 主な用途 | テキスト翻訳を中心とした比較的シンプルな実装 | 企業システム、長文・文書翻訳、用語管理、カスタマイズが必要な用途 |
| 認証 | APIキー、サービスアカウントなど | IAMと連携した認証。APIキーには非対応 |
| 用語集 | 非対応 | 対応 |
| ドキュメント翻訳 | 非対応 | 対応 |
| カスタムモデル | 非対応 | 対応 |
Cloud Translation – Basic
Basicは、テキスト翻訳を中心に比較的シンプルに導入したい場合に使いやすいAPIです。v2 APIを利用し、APIキーによる認証にも対応しています。
チャット、コメント、問い合わせ文など、短いテキストをアプリケーション内で翻訳する用途では候補になりやすいでしょう。
Cloud Translation – Advanced
Advancedは、v3 APIを利用する上位機能向けのエディションです。用語集、バッチ翻訳、ドキュメント翻訳、カスタムモデル、IAMによるアクセス管理など、企業システムで利用しやすい機能が用意されています。
PDFやOffice文書を扱いたい場合、専門用語の表記をそろえたい場合、アクセス権限を管理したい場合などはAdvancedを検討するとよいでしょう。
NMTとTranslation LLM
Cloud Translationでは、Googleのニューラル機械翻訳であるNMTに加え、Translation LLMも利用できます。Translation LLMはLLMを活用した翻訳モデルで、用途やエディションによって利用方法・料金体系が異なります。
モデルによって料金や機能、割り当てが異なるため、導入前には「どのモデルを使うか」まで含めて設計することが重要です。
AutoML Translationは2025年9月30日に終了
以前提供されていたAutoML Translationは2024年9月16日に非推奨となり、2025年9月30日にサービスを終了しています。過去の記事や開発資料でAutoML Translationを見かけた場合は、現在のCloud Translation – Advancedにおけるカスタマイズ機能を確認しましょう。
Google翻訳APIを活用するメリット
Google翻訳APIは、翻訳そのものだけでなく、Webサイト・アプリ・業務システムの多言語対応を自動化しやすい点が大きな特徴です。
- 100以上の言語ペアに対応している
- Webサイトやアプリへ翻訳機能を組み込める
- リアルタイムに翻訳処理を実行できる
- NMTでは月ごとの無料枠がある
- 利用量に応じた従量課金で始めやすい
- Advancedでは用語集・ドキュメント翻訳・カスタマイズを利用できる
多言語対応をシステム化できる
Cloud Translation APIを利用すると、翻訳対象のテキストをコピーして別の翻訳画面へ貼り付ける必要がありません。自社のWebサイトやアプリ、管理画面などからAPIを呼び出し、翻訳結果をそのまま処理できます。
たとえば、海外ユーザーから届いた問い合わせの参考訳、ECサイトの商品情報、チャットの補助、ユーザー投稿の内容確認など、繰り返し発生する翻訳業務との相性がよいサービスです。
必要な量だけ利用できる
NMTによるテキスト翻訳は従量課金が基本です。毎月最初の50万文字には無料枠があり、小規模な検証から始めやすくなっています。
ただし、利用する翻訳モデルや機能によって料金体系が異なります。運用開始前に月間文字数を概算し、予算上限や利用量の監視方法も決めておくと安心です。
Advancedでは企業向けの機能を使える
Advancedでは、用語集を使った専門用語の統一、ドキュメント翻訳、バッチ処理、アクセス権限の管理などが可能です。単純なテキスト変換だけでなく、社内システムや多言語サービスの一部として組み込みたい場合に活用できます。
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Google翻訳APIのデメリット・注意点
用途によって翻訳結果の確認が必要
Cloud Translation APIは幅広い用途に利用できますが、翻訳結果がすべての文書・文脈で意図通りになるとは限りません。固有名詞、業界特有の表現、複数の意味を持つ語句、前後関係が複雑な文章などでは、期待した訳にならない場合があります。
社内で内容を把握するための参考訳と、契約書・医療文書・マニュアル・公開Webサイトなどでは求められる品質が異なります。翻訳手段だけで判断せず、用途、誤訳時の影響、専門性、公開範囲に応じて確認工程を設けることが重要です。
大量利用では料金管理が必要
従量課金のため、翻訳量が増えると利用料金も増加します。特にユーザー投稿やチャットのように処理件数が読みにくいサービスでは、想定以上のAPI利用が発生する可能性があります。
Google Cloudでは割り当てを設定できるため、利用量の監視や予算管理とあわせて運用しましょう。
文字数・リクエストサイズには上限がある
Cloud Translation APIは短いリクエストに最適化されており、Googleは1リクエストあたり5,000文字程度を推奨しています。一般モデルの1日あたりの文字数はデフォルトで無制限ですが、分単位の割り当てや1回のリクエストサイズには上限があります。
大きな文書や大量のテキストを一度に処理する場合は、Advancedのバッチ翻訳やドキュメント翻訳など、処理方法を用途に合わせて設計する必要があります。
BasicとAdvancedで認証方法が異なる
BasicではAPIキーを利用できますが、AdvancedではAPIキーを利用できません。AdvancedではIAMと連携した認証を前提として設計するため、単純にAPIキーだけを発行して組み込む手順とは異なります。
APIキーや認証情報をソースコードへ直接記載したまま公開しないなど、認証情報の管理にも注意が必要です。
Google翻訳APIと翻訳サービスの使い分け

Google翻訳APIと翻訳サービスは、どちらか一方が常に優れているわけではありません。求める品質、用途、処理量、納期、コスト、誤訳時の影響などから選び分けることが重要です。
| 判断軸 | Google翻訳APIを活用しやすいケース | 翻訳サービスを検討したいケース |
| 用途 | 社内資料の参考訳、チャット、問い合わせ内容の把握、ユーザー投稿の確認 | 契約書、医療文書、証明書、マニュアル、会社案内、公開Webサイト |
| 品質要件 | 概要や意味を短時間で把握することを重視 | 専門用語、用語統一、数値・固有名詞、表現の整合性まで確認したい |
| 処理量 | 大量・継続的なテキストを自動処理したい | 案件単位で品質要件を定めて納品したい |
| 影響範囲 | 誤訳が発生しても確認・修正しやすい内部用途 | 法務・医療・対外公開など誤訳の影響が大きい用途 |
| システム連携 | APIによる自動処理が必要 | 翻訳データの納品やDTP、Web反映までまとめて進めたい |
ファーストネットジャパンでは、英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言の翻訳に対応しています。通常の品質要件向けのスタンダードと、より高い品質が求められる案件向けのハイクオリティの2プランがあり、ハイクオリティでは翻訳後にネイティブチェックを行います。
翻訳だけでなく、Web制作・システム開発・DTPまでワンストップで対応できるため、多言語サイトの構築や既存システムへの翻訳機能の組み込みとあわせてご相談いただけます。翻訳サービスは納品後3か月間の無償修正にも対応しています。
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Google翻訳APIの料金・無料枠・文字数上限

Google翻訳APIの料金は、利用するモデルや機能によって異なります。ここでは利用機会の多いNMTのテキスト翻訳を中心に整理します。料金は変更される可能性があるため、実際に導入する際はGoogle Cloudの最新料金も確認して下さい。
NMTは毎月50万文字まで無料
| 月間利用量 | NMTテキスト翻訳の料金目安 |
| 最初の500,000文字 | 無料。毎月$10分のクレジットとして適用 |
| 500,000文字超~10億文字 | 100万文字あたり$20 |
| 10億文字超 | 個別相談 |
たとえば月間40万文字程度のNMTテキスト翻訳であれば無料枠内ですが、月間100万文字を処理する場合は、無料枠を超えた部分に料金が発生します。
$300の無料トライアルと月50万文字の無料枠は別
Google Cloudを初めて利用する新規ユーザー向けには、90日間利用できる$300分のウェルカムクレジットがあります。これはCloud Translationの月50万文字の無料枠とは別の仕組みです。
「Google翻訳APIは無料」と考えるのではなく、「NMTには毎月の無料枠があり、新規Google Cloudユーザーには別途$300の無料トライアルがある」と理解しておくとよいでしょう。
ドキュメント翻訳はページ単位の料金もある
Cloud Translation – AdvancedのNMTによるドキュメント翻訳では、DOCX・PPT・PDFなどを対象に1ページあたり$0.08の料金が設定されています。XLSXなど、文字数で課金される形式もあります。
空白文字なども課金対象に含まれる
Cloud Translationでは、APIへ送信した文字が課金対象となります。翻訳されない文字や空白文字もカウントされるため、不要な文字列まで送信しない設計がコスト管理につながります。
文字数上限と割り当て
| 項目 | 主な上限・目安 |
| 一般モデルの1日あたり文字数 | デフォルトでは無制限 |
| 一般モデルの1分あたり文字数 | プロジェクトあたり6,000,000文字 |
| 推奨される1リクエストの長さ | 5,000文字程度 |
| Cloud Translation – Advancedの1リクエスト | 最大30,000コードポイント |
| Cloud Translation – Basicのリクエストサイズ | 最大100,000バイト |
上限は利用するモデルや処理方法によって異なる場合があります。大量翻訳を予定している場合は、実装前に割り当て・バッチ処理・予算管理まで確認しましょう。
Google Translate APIを利用するまでの流れ

1. Google Cloudでプロジェクトを作成する
Google Cloud Consoleへログインし、Cloud Translation APIを利用するプロジェクトを作成します。既存のGoogle Cloudプロジェクトがある場合は、そのプロジェクトを利用することもできます。
2. 請求先アカウントを設定する
Cloud Translation APIを利用するには、Google Cloudの請求先アカウントを設定します。無料枠内で利用する場合でも、利用条件や課金設定を確認しておきましょう。
3. Cloud Translation APIを有効にする
対象プロジェクトでCloud Translation APIを有効にします。利用する機能を確認し、BasicまたはAdvancedのどちらで実装するかを決めます。
4. 認証方法を設定する
BasicではAPIキーを利用できます。一方、AdvancedはAPIキーに対応していないため、IAMと連携した認証やApplication Default Credentialsなど、利用環境に応じた認証方法を設定します。
5. WebサイトやアプリからAPIを呼び出す
利用するプログラミング言語や環境に合わせてクライアントライブラリまたはREST APIを利用し、翻訳元テキスト、翻訳先言語などを指定してリクエストを送信します。
6. 翻訳結果とエラー処理を確認する
テスト環境で翻訳結果を確認し、文字数上限、タイムアウト、認証エラー、割り当て超過などが発生した場合の処理も実装します。公開サービスでは、APIが一時的に利用できない場合の表示や再試行方法も検討しておくと安心です。
7. 利用量と料金を監視する
本番運用を開始したら、API利用量と料金を定期的に確認します。想定外の利用増加に備え、Google Cloud側の割り当てや予算アラートなども活用しましょう。
Google翻訳APIの導入・実装でお困りの方へ
「Webサイトやアプリへ翻訳機能を組み込みたい」「多言語サイトの構築と翻訳をまとめて進めたい」「APIを利用する範囲と翻訳サービスを使う範囲を整理したい」といった場合は、設計段階で役割を分けることが重要です。
ファーストネットジャパンでは、Web制作・システム開発・翻訳・DTPをワンストップで対応しています。
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Google翻訳API(Cloud Translation)に関するよくある質問
Q. Google翻訳APIは無料で使えますか?
NMTによるテキスト翻訳は、毎月最初の50万文字まで無料枠が適用されます。50万文字を超える利用には料金が発生します。また、新規のGoogle Cloudユーザーには90日間利用できる$300分のウェルカムクレジットがあります。
Q. Google翻訳APIとCloud Translationの違いは何ですか?
一般にGoogle翻訳APIやGoogle Translate APIと呼ばれているサービスは、Google Cloudが提供するCloud Translation APIを指します。現在はCloud Translation – BasicとCloud Translation – Advancedの2つのエディションがあります。
Q. Cloud Translation – BasicとAdvancedの違いは何ですか?
Basicはv2 APIを利用する比較的シンプルなテキスト翻訳向けで、APIキーにも対応しています。Advancedはv3 APIを利用し、用語集、ドキュメント翻訳、バッチ翻訳、カスタムモデル、IAMと連携した認証などに対応しています。
Q. Google翻訳APIに文字数上限はありますか?
一般モデルの1日あたり文字数はデフォルトで無制限ですが、分単位の割り当てや1回のリクエストサイズには上限があります。Googleは1リクエストあたり5,000文字程度を推奨しており、Advancedは最大30,000コードポイント、Basicは最大100,000バイトです。
Q. Google翻訳APIはビジネスでも利用できますか?
チャット、問い合わせ内容の把握、社内資料の参考訳、商品情報など、さまざまな業務で活用できます。ただし、契約書・医療文書・マニュアル・公開Webサイトなどは求められる品質や誤訳時の影響を確認し、用途に応じた確認工程や翻訳サービスの利用を検討することが重要です。
Q. Google翻訳APIの実装を外部に相談できますか?
はい。ファーストネットジャパンでは、Web制作・システム開発・翻訳・DTPに対応しており、Google翻訳APIを利用した多言語対応やWebサイト・システムへの組み込みについてもご相談いただけます。
まとめ
Google翻訳API(Google Translate API)は、Webサイト・アプリ・業務システムへ翻訳機能を組み込む際に活用できるCloud Translation APIです。2026年現在はBasicとAdvancedがあり、認証方法、用語集、ドキュメント翻訳、カスタマイズなどの機能に違いがあります。
NMTによるテキスト翻訳は毎月最初の50万文字まで無料枠があり、それを超えると従量課金となります。新規Google Cloudユーザー向けの$300分・90日間のウェルカムクレジットとは別の仕組みなので、導入時には混同しないよう注意しましょう。
APIは大量・継続的な翻訳処理やシステム連携に向いています。一方、契約書・医療文書・マニュアル・公開Webサイトなど、専門用語や用語統一、重要情報の確認が必要な用途では、求める品質に応じて翻訳サービスの利用も含めて設計することが重要です。
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