最終更新日:2026年8月20日
化粧品翻訳の注意点|薬機法・広告表現とパッケージ翻訳を解説【2026年最新】

化粧品翻訳では、文章を別の言語へ置き換えるだけでなく、商品名・成分名・使用方法・注意事項などの正確性と、広告コピーやブランド表現の自然さを両立させることが重要です。日本国内向けの広告では薬機法などによる表現上の制約もあるため、原文の意味をそのまま直訳すればよいとは限りません。
また、海外向けのパッケージやECサイトでは、対象市場によって表示ルールや用語が異なる場合があります。この記事では、化粧品翻訳が難しい理由、薬機法・広告表現で注意したいポイント、ブランド表現、料金、翻訳会社を選ぶ際の確認事項まで実務的に解説します。
- 化粧品翻訳とは
- 化粧品翻訳が難しい3つの理由
- 化粧品翻訳の対象になる主な文書
- 薬機法・広告表現で確認したいポイント
- ブランドイメージを伝える翻訳の考え方
- 化粧品翻訳会社を選ぶ際のポイント
- ファーストネット翻訳サービスの対応
翻訳のご相談・お見積もりはこちら
- 1998年創業・官公庁や企業に対応
- 44言語・方言に対応
- 2つの品質プランをご用意
- 納品後3か月無償修正に対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
化粧品翻訳とは
化粧品翻訳とは、化粧品や美容関連商品のパッケージ、商品ラベル、成分表、使用説明書、カタログ、広告、Webサイトなどを別の言語へ翻訳することです。
一般的なビジネス文書と異なり、化粧品には商品情報として正確に伝えるべき部分と、ブランドの魅力や使用感を伝えるために表現を調整すべき部分が混在しています。
たとえば、成分名や容量、使用方法、注意事項では内容の正確性と表記統一が重要です。一方、「しっとり」「さらさら」「透明感のある印象」といった表現やキャッチコピーでは、直訳よりもターゲットとなる読者に伝わる言葉を検討する必要があります。
化粧品翻訳が難しい3つの理由

化粧品翻訳では、とくに広告表現、言語ごとのニュアンス、商品情報・専門用語の3点に注意が必要です。
1. 薬機法などによる広告表現の制約がある
日本国内で化粧品を広告する場合、薬機法をはじめとする関係法令や広告基準を考慮する必要があります。薬機法第66条では、化粧品を含む医薬品等について、効能・効果などに関する虚偽または誇大な広告を禁止しています。
海外で使用されているコピーを日本語へ直訳すると、日本国内ではそのまま使用できない表現になる可能性があります。そのため、翻訳を開始する前に、用途が商品説明なのか広告なのか、承認済みの表現があるのかなどを確認しておくことが重要です。
詳細は厚生労働省「医薬品等の広告規制について」でも確認できます。
2. 使用感やブランド表現を直訳しにくい
化粧品では、「しっとり」「さらさら」「なめらか」「ツヤ感」など、使用感や質感を表す表現が多く使われます。しかし、こうした日本語と完全に同じニュアンスを持つ単語が他言語にあるとは限りません。
たとえば「さらさら」でも、髪の質感、肌への使用感、ベタつきの少なさでは伝える意味が異なります。単語だけを置き換えるのではなく、商品特性や前後の文章を確認したうえで表現を選ぶ必要があります。
3. 成分名・商品名・固有表記を統一する必要がある
化粧品関連文書には、成分名、商品名、シリーズ名、ブランド名、容量、使用方法など、多くの固有情報が含まれています。複数の商品や複数言語へ展開する場合、同じ名称が資料ごとに異なる表記にならないよう管理することが重要です。
INCI名などの正式名称、メーカー指定の成分表記、既存パッケージ、用語集、ブランドガイドラインがある場合は、翻訳開始前に共有すると表記の統一を進めやすくなります。
化粧品翻訳の対象になる主な文書
化粧品翻訳は、商品開発から販売、マーケティングまで幅広い場面で必要になります。
| 文書・媒体 | 主な内容 | 翻訳時に確認したいポイント |
| パッケージ・商品ラベル | 商品名、成分、使用方法、注意事項、内容量 | 正式名称、指定表記、表示スペース |
| 成分表 | 成分名、原材料情報 | 成分名称、既存資料との表記統一 |
| 使用説明書 | 使用方法、使用上の注意、保管方法 | 手順、数値、重要情報の正確性 |
| 広告・キャッチコピー | 商品の特徴、使用感、ブランドメッセージ | 広告表現、トーン、用途 |
| カタログ・パンフレット | 商品紹介、ブランド紹介、販促情報 | 用語統一、DTPへの反映 |
| ECサイト・ブランドサイト | 商品ページ、ブランドストーリー、FAQ | ページ構成、検索性、画面上の文字量 |
| プレスリリース | 新商品情報、企業情報 | 固有名詞、日付、数値、対外表現 |
| 展示会・営業資料 | 商品説明、商談資料、プレゼン資料 | BtoB向け表現、専門用語、数値 |
パッケージや商品ラベルは、翻訳後の文章をレイアウトへ反映する工程も必要です。翻訳とDTPをまとめて依頼する場合は、IllustratorやInDesignなどの元データを用意すると作業範囲を確認しやすくなります。
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薬機法・広告表現で確認したいポイント

化粧品の広告や販促物を翻訳するときは、原文の意味だけでなく、その文章をどの国・地域で、どのような用途に使うのかを確認する必要があります。
虚偽・誇大と受け取られる表現に注意する
日本の薬機法では、化粧品の名称、製造方法、効能、効果などについて、虚偽または誇大な広告を行うことが禁止されています。
そのため、海外で使われている「治す」「完全に改善する」「必ず効果がある」といった強い表現を、広告用の日本語としてそのまま使用できるとは限りません。
翻訳対象が広告や販売ページの場合は、原文を直訳するか、指定された承認済み表現へ合わせるかなど、発注時に作業範囲を決めておくことが重要です。
化粧品として表現できる効能の範囲を確認する
厚生労働省の通知では、化粧品として表現できる効能の範囲が示されており、2011年の改正で56番目として「乾燥による小ジワを目立たなくする」が追加されています。ただし、この表現についても所定の評価を行い効果が確認された製品に限るなど条件があります。
厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」で最新の通知内容を確認できます。
2026年の広告ガイドライン改訂にも注意する
日本化粧品工業会では、化粧品広告の自主基準として「化粧品等の適正広告ガイドライン」を公開しています。2026年7月24日には改訂α版が公開されているため、過去に使用していた広告表現を継続利用する場合でも、最新情報を確認しておくことが重要です。
日本化粧品工業会「適正広告」で最新情報を確認できます。
翻訳と法令適合性の確認は分けて考える
化粧品翻訳では、発注者から提供された承認済み表現、用語集、商品情報、既存資料などを反映して訳文を作成することができます。一方、翻訳そのものが商品の法令適合性や広告表現の適法性を保証するものではありません。
商品区分、効能表現、表示義務、輸入・販売に関する法令判断が必要な場合は、自社の薬事・法務担当者や対象国の専門家などによる最終確認を行うことが重要です。
ブランドイメージを伝える翻訳の考え方
化粧品では、内容が正しいだけでなく、ブランドの世界観や商品の魅力が読者に自然に伝わることも重要です。
直訳と意訳を使い分ける
成分名、使用方法、注意事項などは原文との対応関係を明確にすることが重要ですが、キャッチコピーやブランドメッセージでは、原文の言葉をそのまま置き換えると不自然になることがあります。
こうした場合には、原文の意図やトーンを保ちながら対象市場向けに表現を再構成する「トランスクリエーション」という考え方があります。
どこまで意訳するかは、翻訳会社側だけで決めるのではなく、ブランド側が維持したいキーワード、禁止表現、ブランドトーン、ターゲット層などを共有したうえで決めることが大切です。
用語集とブランドガイドラインを活用する
複数の商品や多言語展開では、商品名、シリーズ名、成分名、色名、ブランドメッセージなどの表記が資料ごとに変わると、ブランド全体の一貫性が損なわれます。
既存の用語集、ブランドガイドライン、過去の翻訳、承認済みコピーなどを共有し、優先して使用する表記を決めておくと、翻訳後の修正を抑えやすくなります。
媒体に合わせて文章量も調整する
同じ商品説明でも、パッケージ、ECサイト、パンフレット、SNSでは使用できる文字数や読み方が異なります。とくに英語から日本語、日本語から欧州言語などでは、翻訳後に文章量が大きく変わる場合があります。
DTPやWeb制作まで行う案件では、翻訳後の文字量を確認しながらレイアウトや表示領域を調整することも重要です。
翻訳のご相談・お見積もりはこちら
- 1998年創業・官公庁や企業に対応
- 44言語・方言に対応
- 2つの品質プランをご用意
- 納品後3か月無償修正に対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
化粧品翻訳会社を選ぶ際の4つのポイント

1. 化粧品関連の文書に対応できるか
まず確認したいのは、自社が依頼したい文書に対応できるかどうかです。パッケージ、成分表、広告コピー、Webサイトでは、それぞれ翻訳時に重視するポイントが異なります。
「化粧品翻訳に対応」と書かれているだけで判断せず、具体的にどの文書を扱えるのか確認しましょう。
2. 用語・固有名詞を管理できるか
商品名、ブランド名、シリーズ名、成分名などは、複数文書で同じ表記を使用する必要があります。
用語集や既存資料を共有できるか、複数商品・複数言語を依頼した場合に表記を統一できるか確認しておくと、公開前の修正負担を抑えやすくなります。
3. 必要な品質レベルを選択できるか
社内確認用の資料と、商品パッケージやブランドサイトでは求められる品質レベルが異なります。案件の用途に応じた品質プランが用意されているか、どのような確認工程が含まれるかを確認しましょう。
4. DTP・Web制作までまとめて相談できるか
化粧品では、翻訳した文章をパッケージ、パンフレット、ECサイトなどへ反映する案件も多くあります。
翻訳だけでなくDTPやWeb制作まで対応できる会社であれば、訳文確定後のレイアウト調整やWebへの反映も同じ窓口で相談でき、発注管理を簡素化できます。
化粧品翻訳の料金と品質プラン
翻訳料金は、対象言語、原稿量、専門性、納期、DTP・Web作業の有無などによって変わります。
ファーストネット翻訳サービスでは、通常の品質要件向けの「スタンダード」と、より高い品質が求められる案件向けの「ハイクオリティ」の2プランをご用意しています。
| プラン | 日本語1文字あたり | 品質・用途の目安 |
| スタンダード | 10円〜・税別 | 通常の品質要件の文書、商品資料、Webコンテンツなど |
| ハイクオリティ | 17円〜・税別 | より高い品質が求められる案件。翻訳後にネイティブチェックを行うダブルチェック体制 |
主要16言語の料金は料金表に掲載しており、その他の言語や専門性の高い案件は個別にお見積もりします。
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対応言語と翻訳料金を見る
ファーストネット翻訳サービスの化粧品翻訳
ファーストネット翻訳サービスは1998年創業。英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言に対応し、ビジネス文書から商品関連文書、Webコンテンツまで用途に応じた翻訳をご提供しています。
英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言に対応
主要な欧米・アジア言語だけでなく、東南アジア、ヨーロッパ、中東など幅広い言語に対応しています。複数の国・地域へ商品を展開する場合もまとめてご相談いただけます。
2つの品質プランから選択可能
通常の品質要件向けのスタンダードと、より高い品質が求められる案件向けのハイクオリティをご用意しています。ハイクオリティでは翻訳後にネイティブチェックを行うダブルチェック体制を採用しています。
翻訳からDTP・Web制作まで相談可能
株式会社ファーストネットジャパンでは、翻訳だけでなくWeb制作、DTP、システム開発にも対応しています。
化粧品パッケージやカタログへの訳文反映、ブランドサイト・ECサイトの多言語化など、翻訳後の制作工程まで一括で相談できます。
納品後3か月間は無償修正
納品後3か月間は、翻訳内容について無償で修正対応します。公開前の社内確認や取引先からのフィードバックが発生した場合もご相談ください。
なお、原稿の追加、商品情報の変更、新しいページや文章の追加など、当初の翻訳範囲を超える作業については別途お見積もりとなる場合があります。
よくある質問
Q. 化粧品翻訳の料金はいくらですか?
ファーストネット翻訳サービスでは、スタンダードは日本語1文字10円〜、ハイクオリティは17円〜で、いずれも税別です。対象言語、専門性、原稿量、納期、DTP・Web作業の有無などによって料金は変わるため、原稿を確認したうえでお見積もりします。
Q. 化粧品のパッケージや成分表も翻訳できますか?
パッケージ、商品ラベル、成分表、使用方法、使用上の注意、カタログなどの翻訳をご相談いただけます。成分名や商品名について指定表記や既存資料がある場合は、原稿とあわせて共有いただくと表記を統一しやすくなります。
Q. 薬機法を考慮した化粧品翻訳を相談できますか?
広告用途や国内向け商品であることを確認し、承認済み表現や指定表現などをご提供いただいた場合は翻訳へ反映できます。ただし、翻訳サービス自体が商品や広告表現の法令適合性を保証するものではないため、最終的な適法性は自社の薬事・法務担当者や専門家などによる確認が必要です。
Q. 中国語や韓国語などにも対応していますか?
英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言に対応しています。主要16言語は料金表を掲載しており、その他の言語は個別にお見積もりします。複数言語への展開もまとめてご相談いただけます。
Q. ハイクオリティプランはどのような案件向けですか?
ハイクオリティは、商品パッケージ、広告、ブランドサイトなど、より高い品質が求められる案件向けのプランです。翻訳後にネイティブチェックを行うダブルチェック体制で、日本語1文字17円〜・税別となります。
Q. パッケージのDTPやECサイト制作まで依頼できますか?
翻訳とあわせて、パッケージやパンフレットなどのDTP、ブランドサイト・ECサイトなどのWeb制作もご相談いただけます。翻訳から制作まで窓口をまとめることで、訳文反映やレイアウト調整を含めて進行しやすくなります。
まとめ
化粧品翻訳では、成分名や使用方法などの正確性に加え、薬機法などを意識した広告表現、ブランドトーン、商品名・固有名詞の統一まで考慮する必要があります。とくに広告や商品パッケージでは、原文をそのまま直訳するのではなく、用途と承認済み表現を確認しながら作業範囲を決めることが重要です。
ファーストネット翻訳サービスは、1998年創業。英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言に対応し、スタンダードとハイクオリティの2つの品質プランをご用意しています。翻訳に加えてDTP・Web制作まで一括でご相談いただけます。
【関連記事】
化粧品・ファッションの翻訳サービス
対応言語と翻訳料金
DTP・パンフレット・カタログの翻訳
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- 1998年創業・官公庁や企業に対応
- 44言語・方言に対応
- 2つの品質プランをご用意
- 納品後3か月無償修正に対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
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