最終更新日:2026年10月5日
技術翻訳とは?対応分野・品質管理・会社の選び方【2026年最新】

技術翻訳とは、機械・電気電子・IT・化学などの専門分野で使われる文書を、用途や対象読者に合わせて他言語へ翻訳することです。取扱説明書、仕様書、図面注記、データシートなどが対象となり、専門用語だけでなく、数値・単位・型番・操作手順の整合性も重要になります。
「製品仕様書を英語にしたい」「図面の注記も翻訳したい」「改訂のたびに用語が変わるのを防ぎたい」といった課題では、翻訳する範囲と確認基準を先に決めることが大切です。この記事では、技術翻訳の対応分野、品質管理、仕様書や用語集の具体例、発注前の準備、翻訳会社の選び方を解説します。
翻訳のご相談・お見積もりはこちら
- 1998年創業・官公庁や企業に対応
- 44言語・方言に対応
- 2つの品質プランをご用意
- 納品後3か月無償修正に対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
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技術翻訳とは
技術翻訳は、製造・開発・保守・研究などで使用する専門文書の内容を、別の言語で正しく伝えるための翻訳です。日本語から英語などへの翻訳だけでなく、海外メーカーの仕様書や技術資料を日本語にする場合も含まれます。
同じ製品についての文書でも、技術者が読む仕様書と、一般ユーザーが読む取扱説明書では必要な表現が異なります。読み手に合わせた説明を意識しつつ、原文にある条件や制約を省略したり、根拠のない説明を追加したりしないことが基本です。
一般的な翻訳との違い
意味の正確さと読みやすさは、どの分野の翻訳でも必要です。技術翻訳では、それに加えて、製品・部品・機能の名称、仕様値、記号、図表への参照などを文書全体で整合させる確認が重要になります。
たとえば、同じ部品が本文では「カバー」、図面では「ケース」と訳されていると、利用者が別の部品と受け取る可能性があります。一方、原文で別々の部品を指している場合は、似た言葉でも同じ訳語にまとめるべきではありません。言葉の統一と、意味の違いの維持を両立させる必要があります。
技術翻訳の主な対応分野と対象文書
技術翻訳を相談する際は、文書名に加えて業界、製品、利用場面を伝えましょう。「仕様書の翻訳」だけでなく、「海外の部品メーカーに提示する機械部品の仕様書」のように用途まで共有すると、必要な確認事項を整理しやすくなります。
| 分野 | 主な対象文書 | 確認したい情報 |
| 機械・製造 | 取扱説明書、組立手順書、保守資料、製品仕様書、図面注記 | 部品名、寸法、型番、作業順序、注意事項 |
| 電気・電子 | 機器仕様書、データシート、装置マニュアル、試験資料 | 端子名、電圧・電流などの数値、単位、記号、使用条件 |
| IT・ソフトウェア | 操作マニュアル、API仕様書、画面内の文言、技術ドキュメント | 画面上の機能名、コマンド、変数名、製品バージョン |
| 化学・素材 | 安全データシート(SDS)、分析資料、試験報告書、材料関連資料 | 物質名、濃度、単位、試験条件、注意事項 |
| 自動車・輸送機器 | 整備マニュアル、部品カタログ、品質資料、作業手順書 | 車種・型式、部品番号、仕様値、整備手順 |
| エネルギー・設備 | 設備仕様書、プラント関連資料、保守点検資料、環境関連文書 | 設備名、運転条件、工程、計測値、参照箇所 |
技術論文、研究資料、特許関連の技術資料などにも専門用語の確認が必要です。ただし、技術内容の翻訳と、提出先が求める書式への対応や専門的な審査は別の作業です。提出・申請に使用する場合は、翻訳の用途と必要な作業範囲を事前に伝えてください。
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技術翻訳の品質を左右する3つのポイント
技術翻訳の品質は、文章を読んだ印象だけでは判断できません。専門用語の意味、文書間の一貫性、数値や条件の一致という3つの観点で確認すると、具体的なチェック項目に落とし込めます。
1. 専門用語と文脈が合っているか
同じ単語でも、業界や製品によって適切な訳語は異なります。製品カタログ、部品表、参考図面、過去の翻訳などを共有し、その言葉が何を指すのか分かる状態にしておきましょう。
たとえば、制御機器の「controller」を社内で「コントローラ」と表記している場合、その表記を指定できます。ただし、対象物や機能が異なる箇所まで一律に置き換えないよう、用語の使用場面もあわせて伝えることが重要です。原文の略語や省略された主語が不明な場合も、推測で補わず確認事項として整理します。
2. 用語集を使い、名称と表記をそろえる
用語集は、原語と訳語だけでなく、使用箇所や注意点を記載すると使いやすくなります。以下は英語から日本語へ翻訳する場合の記入例です。実際の案件実績ではなく、準備方法を示すためのサンプルです。
| 原語 | 採用する訳語・表記 | 使用箇所 | 補足・注意点 |
| controller | コントローラ | 制御機器の説明 | 既存の製品資料と表記をそろえる |
| cover | カバー | 外装部品の説明 | 部品表と図面で同じ部品を指すか確認する |
| R-100 | R-100 | 製品型番 | 説明用の仮の型番。文字列を翻訳せず維持する |
用語集には版番号や更新日を付け、今回どの版を使うかも決めておくと、複数の文書や改訂版での行き違いを減らせます。過去訳に誤りが見つかった場合は、そのまま踏襲するのではなく、採用する訳語を確認してから反映しましょう。
技術文書で同じ概念に同じ用語を使う考え方は、Googleの技術文書ガイドでも示されています。表記の統一は、単なる見た目の調整ではなく、読み手が内容を区別するための基準になります。
参考:Googleの技術文書ガイド:翻訳を考慮した明確な表現と用語の一貫性
3. 仕様書の数値・単位・条件を原文と照合する
仕様書の翻訳では、数値そのものに加え、その数値がどの条件で成立するのかを確認します。「最大値」と「代表値」、「以上」と「超」、「動作時」と「保管時」では意味が異なるため、数字だけが一致していても十分ではありません。
以下は仕様書を確認する際の観点です。数値や型番は説明用の例であり、実際の製品仕様を示すものではありません。
| 確認対象 | 例 | 照合するポイント |
| 数値・範囲 | 5~10 mm | 上限・下限、桁、小数点、符号、単位が対応しているか |
| 境界条件 | 10以上/10超 | 境界の値を含むかどうかが変わっていないか |
| 数値の性質 | 最大値/最小値/代表値 | 同じ数値でも、その位置付けを取り違えていないか |
| 型番・識別番号 | R-100/部品番号A01 | 原文と一致し、別の製品や部品の情報が混ざっていないか |
| 適用条件・参照先 | 動作時/保管時、図3/表2 | 条件、例外、注記、参照番号の対応が保たれているか |
単位記号には定められた表記があるため、見た目をそろえる目的で安易に変更しないことも大切です。別の単位への換算が必要な場合は、換算の要否、丸め方、有効数字を事前に合意し、原文との対応を確認します。
なお、翻訳で確認するのは原文と訳文の対応です。設計値そのものの妥当性、安全性、規格や法令への適合性を保証するものではありません。製品の公開・配布前には、必要に応じて技術担当者や関係部署による最終確認を行ってください。
図面・画像内文字と改訂版の技術翻訳で注意したいこと
図面の注記は、部品番号と納品形式をセットで確認する
図面を翻訳する際は、注記、部品名称、凡例、図面内の表など、どこまでを翻訳するかを決めます。寸法値や部品番号を残すのか、原語と訳語を併記するのかも、作業開始前に共有しましょう。
画像やスキャンデータでは、文字が小さい、線と重なる、記号がつぶれているといった理由で判読しにくい場合があります。読めない文字を推測で確定せず、解像度の高い資料や元データを用意することが重要です。
納品方法は、「番号を振った図面に対応する訳語一覧を作る方法」と「編集可能なデータに訳文を反映する方法」などから検討できます。後者は元データや使用ソフトによって対応可否が異なるため、翻訳とデータ編集の範囲を分けて確認してください。
また、訳文が元の文字枠に収まっていても、引き出し線の対応や図表との位置関係が崩れていれば使いにくくなります。レイアウト反映後の確認まで作業に含めるかを決めておきましょう。
改訂版は、変更箇所だけでなく周辺の整合性も確認する
改訂版の翻訳では、旧版の原文・訳文、新版の原文、変更箇所の一覧をそろえると、対象範囲を特定しやすくなります。ファイル名だけでなく、文書番号、製品型番、版番号も確認しましょう。
たとえば部品名を変更した場合、その文章だけでなく、目次、図面、部品表、索引、関連ページにも変更が必要なことがあります。「変更箇所だけを翻訳する作業」と「関連箇所を含めた整合性の確認」を区別して見積もりを依頼することが大切です。
翻訳開始後に原稿が更新される場合は、追加分の共有方法と確認する版を決めておくと、旧版と新版の混在を防ぎやすくなります。
技術翻訳を発注する前に準備したい8つの情報
見積もりの精度を上げ、納品後の認識違いを減らすために、次の情報を整理してください。まだ確定していない条件があれば、その点も含めて相談できます。
- 原稿と対象範囲:本文、図表、注記、画像内文字のどこまでを翻訳するか
- 対象言語と翻訳方向:日本語から英語、英語から日本語など
- 用途と使用国・地域:社内利用、顧客提出、製品同梱、Web公開など
- 対象読者と品質要件:技術者、保守担当者、一般ユーザーなど
- 希望納期と確認日程:翻訳後の社内レビューや公開準備に必要な期間も含める
- 納品形式と編集範囲:Wordなどでの納品、対訳形式、DTPやWeb反映の要否
- 参考資料:用語集、過去訳、製品カタログ、社内表記ルールなど
- 版管理と取扱条件:原稿の版番号、途中変更の予定、機密性やデータ共有の条件
用語集がなくても、既存のカタログや類似製品の資料が参考になります。どの資料を優先するかを明示し、原稿同士に矛盾がある場合は、正式な仕様を確認できる窓口を決めておきましょう。
翻訳のご相談・お見積もりはこちら
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- 44言語・方言に対応
- 2つの品質プランをご用意
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翻訳からWeb制作・DTPまで対応
翻訳からWeb制作・DTPまで対応
技術翻訳会社の選び方5つのポイント
1. 自社の分野・文書・言語に対応できるか
「技術翻訳に対応」という案内だけではなく、業界、製品、文書の用途、対象言語を伝えて確認します。実績を確認する場合も、単なる件数ではなく、自社に近い分野や文書でどのような対応が可能かを確認しましょう。
2. 用語集や過去訳の扱いを相談できるか
既存資料を共有できるか、今回採用する用語や表記を指定できるかを確認します。過去訳と新しい指定が食い違う場合にどちらを優先するか、確認事項をどのように整理するかまで決めると進行しやすくなります。
3. 品質要件と確認範囲が明確か
翻訳後に確認する項目や、追加のチェックを含むプランの有無を確認します。社内閲覧用か、顧客への提出用か、製品に同梱する文書かによって品質要件を整理し、技術内容の最終確認と翻訳上の確認を混同しないことが大切です。
4. DTP・Web反映と納品形式に対応できるか
翻訳だけの納品と、レイアウト調整・Web反映まで含む納品では、作業範囲が異なります。元データの形式、編集可能な箇所、反映後の確認、最終的に受け取るファイルを明確にしましょう。翻訳と制作をまとめて相談できる会社なら、外注先間の調整を減らしやすくなります。
5. 多言語展開・改訂・機密資料の取り扱いを相談できるか
複数言語への展開や定期的な改訂がある場合は、対応言語と継続時の進め方を確認します。また、未公開の仕様書や開発資料は機密性にも配慮が必要です。秘密保持の条件、原稿の共有方法、保存・削除などの要件がある場合は、提出前に相談してください。
ファーストネット翻訳サービスの技術翻訳
ファーストネット翻訳サービスは、1998年創業の株式会社ファーストネットジャパンが運営しています。英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言に対応し、仕様書、マニュアル、技術資料などの翻訳をご相談いただけます。分野や文書の内容を確認したうえで、対応可否、料金、納期をご案内します。
専門用語や業界特有の表現、用語・表記の統一、数値・固有名詞などの重要情報に配慮し、用途に応じた翻訳をご提供します。社内用語集や過去訳を利用したい場合は、原稿とあわせてお知らせください。
用途に応じて選べる2つの品質プラン
| プラン | 料金の目安 | 品質要件とチェック |
| スタンダード | 日本語1文字10円~・税別 | 通常の品質要件向け。ハイクオリティの追加チェックは含みません。 |
| ハイクオリティ | 日本語1文字17円~・税別 | より高い品質が求められる案件向け。翻訳後にネイティブチェックを行うダブルチェック体制です。 |
料金は日本語から対象言語へ翻訳する場合の開始単価です。言語、専門性、分量、作業範囲などで変わり、すべての技術文書に同じ単価が適用されるわけではありません。主要16言語は料金表に単価を掲載し、その他の言語は個別にお見積もりします。外国語から日本語への翻訳や、DTP・Web反映を伴う場合も、原稿と条件を確認してご案内します。
プランは文書名だけで決めるのではなく、使用目的、公開範囲、必要な確認事項に応じてご相談ください。いずれのプランも、製品の設計審査や規格適合の判定を代わりに行うものではありません。
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対応言語と翻訳料金を確認する
翻訳からDTP・Web制作までまとめて相談できる
ファーストネットジャパンは、翻訳に加えてDTP、Web制作、システム開発にも対応しています。製品資料のレイアウト調整や多言語Webページへの反映など、翻訳後の作業も含めてご相談いただけます。
図面や画像内文字の翻訳では、元データと希望する納品方法を確認したうえで作業範囲をご提案します。編集ソフトやデータ形式によって対応範囲が異なるため、原稿をご用意のうえお問い合わせください。
納品後3か月間の無償修正に対応
納品後3か月間は無償修正に対応します。修正のご相談では、対象箇所と希望内容をお知らせください。原稿の追加や仕様変更がある場合は、当初の翻訳内容の修正と区別して、対応範囲をご相談ください。
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産業技術の翻訳サービスについて詳しく見る
会社概要
| 会社名 | 株式会社ファーストネットジャパン(ファーストネット翻訳サービス) |
| 所在地 | 大阪本社/東京オフィス |
| 設立 | 2004年12月(1998年創業) |
| URL | ファーストネット翻訳サービス公式サイト |
技術翻訳の発注から納品までの流れ
翻訳する範囲と使用条件を確認し、案件ごとに進め方を調整します。DTPやWeb反映が必要な場合は、その作業と確認期間も含めてご相談ください。
- STEP1:原稿・対象言語・用途・希望納期を共有する
- STEP2:翻訳対象、品質プラン、納品形式、参考資料を確認する
- STEP3:お見積もりと作業範囲を確認し、正式に発注する
- STEP4:翻訳と、用語・表記・重要情報の確認を進める
- STEP5:合意した範囲でDTP・Web反映などを行う
- STEP6:納品データを受け取り、必要な社内確認を行う
納品時には、原稿と訳文の版、ファイルの不足、図表と本文の対応などを確認しておくと、公開準備を進めやすくなります。技術翻訳のご相談は、無料見積もりフォームから受け付けています。
よくある質問
Q. 技術翻訳と一般的な翻訳は何が違いますか?
意味の正確さと読みやすさは、どの翻訳にも必要です。技術翻訳では、専門用語に加えて、製品・部品の名称、数値、単位、型番、適用条件、図表への参照などを整合させる確認が特に重要になります。
Q. 仕様書や図面、画像内の文字も翻訳できますか?
ご相談いただけます。仕様書の本文、図面の注記、画像内の文字など、翻訳する範囲と納品形式を確認したうえで対応可否をご案内します。元データへの反映やレイアウト調整は、ファイル形式と作業内容に応じてご相談ください。
Q. 用語集がなくても技術翻訳を相談できますか?
用語集がなくてもご相談いただけます。製品カタログ、部品表、過去の翻訳、参考図面などがあれば共有してください。採用したい用語や表記、優先する参考資料が決まっている場合は、あわせてお知らせください。
Q. 技術翻訳の納期はどのくらいですか?
納期は、原稿の分量、専門性、対象言語、確認事項、DTPやWeb反映の有無によって異なります。原稿と希望納期を共有いただき、内容を確認したうえでご案内します。社内確認や公開準備に必要な期間も含めてご相談ください。
Q. スタンダードとハイクオリティの違いは何ですか?
スタンダードは通常の品質要件向けです。ハイクオリティは、より高い品質が求められる案件向けで、翻訳後にネイティブチェックを行うダブルチェック体制です。この追加チェックはスタンダードには含まれません。用途や必要な確認事項に応じてご相談ください。
Q. 技術翻訳は何言語に対応していますか?
英語・中国語・韓国語をはじめ44言語・方言に対応しています。主要16言語は料金表に単価を掲載し、その他の言語は個別にお見積もりします。専門分野や原稿の内容を確認したうえで、対応可否と条件をご案内します。
まとめ
技術翻訳では、専門用語の選定、用語・表記の統一、数値・単位・型番・条件の照合が重要です。仕様書は数字だけでなく適用条件まで、図面は注記と部品番号の対応まで、改訂版は周辺の参照箇所まで確認することで、実務で使うための確認基準を明確にできます。
発注前には、原稿、用途、対象言語、納品形式、参考資料、品質要件を整理しましょう。ファーストネット翻訳サービスでは、44言語・方言と2つの品質プランをご用意し、翻訳からDTP・Web制作まで用途に応じてご相談いただけます。技術資料の多言語化を検討している方は、原稿と希望条件をお知らせください。
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対応言語と翻訳料金
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- 2つの品質プランをご用意
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