最終更新日:2026年6月24日
翻訳前の文字数の数え方|文書・Webサイト別の換算ルールと目安【2026年最新】

翻訳料金は文字数や単語数を基準に算出されるため、依頼前に正確な原稿量を把握することが、適切な予算策定と発注判断の第一歩になります。本記事では、日本語・英語をはじめとした主要言語の文字数の数え方、Word・PDF・ホームページ各形式の文字カウント手順、そして翻訳依頼時に押さえておきたい注意点までを、翻訳会社の視点で体系的に解説します。
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目次
翻訳の文字数とは|文字単価制と単語単価制の違い

翻訳業界では、原稿の言語によって料金算出の基準が異なります。日本語が原稿の場合は1文字あたりの単価(文字単価制)、英語が原稿の場合は1単語あたりの単価(単語単価制)が一般的です。発注前にどちらの基準で計算されるかを理解しておくと、料金交渉や複数社比較がスムーズになります。
日本語と英語の換算目安
日本語と英語では、同じ内容を表現するのに必要な文字数・単語数が異なります。翻訳実務では、おおよそ以下の換算比率が目安とされます。
| 原稿言語 | カウント単位 | 換算目安 |
| 日本語 | 1文字 | 日本語400文字 ≒ 英語180〜200ワード |
| 英語 | 1ワード | 英語100ワード ≒ 日本語200〜220文字 |
| 中国語 | 1文字 | 中国語1文字 ≒ 日本語1.2〜1.5文字相当 |
| 韓国語 | 1文字 | 韓国語1文字 ≒ 日本語0.9〜1.1文字相当 |
この換算比はあくまで目安で、文書の種類や専門分野によって変動します。技術文書や契約書は冗長表現が多く、文学的な文章は圧縮率が高くなる傾向があります。
日本語の文字数の数え方
日本語の翻訳料金は、原則として「ベタ書き文字数」を基準に算出されます。ベタ書き文字数とは、原稿に含まれるすべての文字を、改行・段落・スペースを除いて1文字ずつカウントする方式です。
カウント対象に含まれるもの・含まれないもの
- 含まれる:本文の全角文字・半角文字・句読点・記号・数字
- 含まれない:スペース(半角・全角)・改行・タブ・段落区切り
- 会社により異なる:見出し番号・脚注番号・図表内の文字
句読点や記号も1文字としてカウントされるのが一般的ですが、翻訳会社によっては「実質的な翻訳対象文字数」のみを請求対象とするケースもあります。発注前に算出方式を確認することで、見込み額との乖離を防げます。
全角・半角の扱い
日本語原稿に含まれる半角英数字も、翻訳作業上は1文字としてカウントされます。ただし固有名詞や型番など、そのまま訳文に転記される文字は翻訳対象外として除外する翻訳会社もあります。
英語の単語数・ワード数の数え方
英語原稿の翻訳料金は、ワード単価制で算出されるのが世界標準です。1ワード=スペースで区切られた語のまとまり、というのが基本ルールですが、いくつかの例外があります。
1ワードとしてカウントされるもの
- 通常の単語(I、translation、Tokyo など)
- ハイフン語(state-of-the-art は1ワード扱いが一般的)
- 数字(123、2026 など)
- 略語(USA、e.g. など)
カウントから除外されることが多いもの
- URLやメールアドレス
- 製品型番・コード類
- そのまま転記される固有名詞
Microsoft Wordのワードカウント機能は、スペース区切りを単純にカウントするため、ハイフン語や記号の扱いが翻訳会社の基準と一致しない場合があります。あくまで概算把握用と考え、最終的な請求額は翻訳会社の見積もりで確認するのが安全です。
中国語・韓国語など他言語の文字数カウント
日英以外の言語も、原稿言語の特性に合わせて単価制が決まっています。FNJが対応する12言語の主要な算出方式は以下の通りです。
| 原稿言語 | 主要な算出方式 | 備考 |
| 中国語(簡体字・繁体字) | 1文字単位 | 句読点も1文字としてカウント |
| 韓国語 | 1文字単位 | ハングル1音節=1文字 |
| フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語 | 1ワード単位 | 英語と同じスペース区切り |
| オランダ語 | 1ワード単位 | 複合語は1ワード扱い |
| ロシア語 | 1ワード単位 | キリル文字をワード単位でカウント |
| タイ語 | 1文字単位 | 単語境界が曖昧なため文字基準 |
| ベトナム語 | 1ワード単位 | 音節ごとにスペースで区切る |
タイ語やアラビア語のように単語境界が文字組み上見えにくい言語では、文字単位での算出が主流です。これらの言語を扱う際は、翻訳会社のカウントルールを必ず事前確認しましょう。
Wordファイルの文字数を数える方法
Microsoft Wordには標準の文字カウント機能が搭載されています。リボンの「校閲」タブから「文字カウント」を選ぶと、ダイアログが表示されます。
表示される項目と読み解き方
- ページ数:原稿の総ページ数
- 単語数:英語などスペース区切り言語のワード数
- 文字数(スペースを含めない):日本語翻訳の見積もりに最も近い数値
- 文字数(スペースを含める):表示用の参考値
- 段落数・行数:構成把握の参考値
日本語原稿の場合は「文字数(スペースを含めない)」を翻訳会社に伝えると、最も誤差が少ない見積もりが得られます。英語原稿の場合は「単語数」をそのまま使えます。
部分翻訳の文字数を数える
原稿の一部だけを翻訳したい場合は、対象範囲を選択した状態で「文字カウント」を開くと、選択範囲のみのカウントが表示されます。長文の中から特定のセクションだけ抜き出して翻訳を依頼する際に便利です。
PDFファイルの文字数を数える方法
PDFは「テキスト型」と「画像型」で文字カウントの手順が大きく異なります。まず原稿のPDFがどちらに該当するか確認しましょう。
テキスト型PDFの場合
マウスで文字をドラッグして選択できるPDFは、テキスト情報が埋め込まれている「テキスト型」です。以下の手順で簡単にカウントできます。
- PDFを開いて全文を選択(Ctrl+A)
- コピー(Ctrl+C)
- Wordに貼り付け
- 「校閲」タブ→「文字カウント」で確認
画像型PDF(スキャンPDF)の場合
スキャナで取り込んだPDFや、画像を貼り付けただけのPDFは、文字情報を持たないため通常のコピー&ペーストでは数えられません。この場合は以下のいずれかで対応します。
- Adobe Acrobat ProのOCR機能で文字認識を実行する
- Googleドライブにアップロードし、Googleドキュメント形式で開いてOCRを利用する
- 翻訳会社に原稿を渡し、概算見積もりを依頼する
画像型PDFは認識精度が原稿の状態に大きく依存するため、自前のOCRで数えた結果と実際の翻訳対象文字数に乖離が生じることがあります。重要な発注判断の前には、翻訳会社による正式な原稿確認をおすすめします。
ホームページ・Webサイトの文字数を数える方法

ホームページの多言語化や英語版サイトの制作を検討している方にとって、Webサイト全体の文字数把握は予算策定の出発点になります。ただし、Webサイトは紙文書と異なり、翻訳対象が本文だけにとどまらない点に注意が必要です。
翻訳対象に含まれる要素
- 本文テキスト(h1・h2・p などの可視テキスト)
- ナビゲーション・メニュー・フッター
- ボタンテキスト・フォームのラベル
- メタタグ(title・meta description・OGPテキスト)
- 画像のalt属性
- エラーメッセージ・確認画面の動的テキスト
- PDFや動画など、サイト上で配信される付随コンテンツ
これらをすべて含めると、見た目の文字数の1.3〜1.5倍程度になることが多く、初心者が手作業で数えると大幅な見落としが発生します。
Webサイトの文字数を数える3つの方法
1つ目は、各ページの本文をブラウザでコピーしてWordに貼り付け、文字カウント機能を使う方法です。ページ数が少ないコーポレートサイトであれば、この手作業でも対応できます。ただしメタタグやalt属性は別途取得する必要があります。
2つ目は、WordPressなどのCMSの管理画面から各記事・固定ページのテキストを抜き出す方法です。コンテンツ量の多いオウンドメディアやECサイトでは、この方法が現実的です。データベースエクスポート機能を使えば、全ページのテキストを一括抽出できます。
3つ目は、サイトクローラー型の専用ツールを使う方法です。Screaming Frog SEO Spider や Sitebulb などのSEO監査ツールは、サイト全体のテキスト・メタタグ・alt属性を一括抽出できます。中規模以上のサイトを翻訳する場合は、これらのツールでサイト構造ごと把握するのが最も効率的です。
翻訳会社に依頼するメリット
FNJのようにWeb制作と翻訳の両方を内製している翻訳会社は、サイトURLを提示するだけで、翻訳対象テキストの抽出・カウント・概算見積もりまで一括で対応できます。多言語サイトの新規制作と既存サイトの翻訳のどちらも、Web側の構造を理解した上での原稿量算出が可能です。
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翻訳依頼時に押さえておきたい文字数のポイント
正確な文字数を把握できたら、翻訳会社への依頼時に以下の点を整理しておくと、見積もりと納期の精度が上がります。
原稿量と納期の関係
翻訳者1人あたりの標準的な作業速度は、日本語→英語で1日2,000〜4,000文字、英語→日本語で1日2,000〜3,000ワードが目安です。日本語10,000文字の英訳であれば、品質チェックを含めて3〜5営業日が標準的な納期感です。短納期案件は複数翻訳者での分担になり、用語統一の品質管理が重要になります。
専門分野によるレート差
同じ文字数でも、専門分野によって翻訳単価は変動します。法律・医療・特許・金融などの高度専門分野は、一般的なビジネス文書よりも単価が高く、納期も長くなる傾向があります。原稿の分野を事前に明確に伝えることで、適切な翻訳者をアサインしてもらえます。
重複文と翻訳メモリの活用
マニュアルやWebサイトのように、同じ文章や類似フレーズが繰り返し登場する原稿では、翻訳メモリ(TM)を活用することで重複部分の料金を割り引ける場合があります。文字数を伝える際に「過去のバージョンからの更新分」「定型文の繰り返しが多い」といった情報を添えると、コストダウンの提案が受けやすくなります。
概算依頼時の伝え方
原稿が複数ファイルにまたがる場合や、まだ確定原稿が手元にない場合でも、概算見積もりは可能です。以下の情報をまとめて翻訳会社に伝えると、誤差の少ない概算が得られます。
- 原稿言語と訳文言語
- おおよその文字数または単語数(Wordの文字カウント値で可)
- 原稿のフォーマット(Word・PDF・PowerPoint・Webサイトなど)
- 専門分野(一般ビジネス・法律・医療・技術・マーケティングなど)
- 納品希望時期
- 納品形式(テキストのみ・元レイアウト維持・DTP込みなど)
ファーストネットジャパンの翻訳サービス
ファーストネットジャパン(FNJ)は1998年創業の翻訳会社で、12カ国語の翻訳に対応しています。文書翻訳からホームページ翻訳、多言語サイト制作までをワンストップで提供できる体制が特徴です。
FNJが選ばれる理由
- 全工程ネイティブ翻訳者のみ採用:原稿言語と訳文言語の両方に精通した翻訳者が担当
- 12カ国語対応:英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・イタリア語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・タイ語・ベトナム語
- 翻訳+Web制作ワンストップ:ホームページ翻訳・多言語サイト制作・DTP対応まで自社内で完結
- 納品後3ヶ月無償修正:訳文への質問・修正リクエストに無償対応
- 専門分野マッチング:法律・医療・技術・金融・マーケティングなど分野別の専門翻訳者をアサイン
料金プラン
FNJの翻訳料金は、用途や品質要件に応じて3プランから選択できます。すべて日本語1文字あたりの単価表記で、税込価格です。
| プラン | 単価(日本語1文字) | 適した用途 |
| エコノミー | 8円〜 | 社内資料・参考翻訳・概要把握用 |
| スタンダード | 10円〜 | 一般ビジネス文書・会社案内・契約書ドラフト |
| ハイクオリティ | 17円〜 | 公開資料・契約書最終版・専門分野・マーケティング |
FNJ会社概要
| 会社名 | 株式会社ファーストネットジャパン |
| 所在地 | 大阪本社・東京オフィス |
| 設立 | 2004年12月(創業1998年) |
| URL | https://www.1st-translation.biz/ |
まとめ
翻訳料金は文字数または単語数を基準に算出されるため、依頼前の正確な原稿量把握が、適切な予算策定と発注判断の起点になります。日本語はベタ書き文字数、英語はワード単価制が基本で、Word・PDF・ホームページそれぞれにカウント手順があります。特にホームページの翻訳では、本文だけでなくメタタグやalt属性、ボタンテキストまでが対象となるため、自前で数えるよりも翻訳会社に概算を依頼するほうが正確かつ効率的です。
FNJは1998年創業・12カ国語対応の翻訳会社として、文書翻訳からホームページ翻訳・多言語サイト制作までワンストップで対応しています。原稿の文字数算出から概算見積もりまで無料で対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
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よくある質問
Q. 翻訳料金は文字数と単語数のどちらで計算されますか?
原稿の言語によって異なります。日本語が原稿の場合は1文字単価、英語が原稿の場合は1ワード単価で算出するのが業界標準です。中国語・韓国語・タイ語は1文字単価、フランス語・ドイツ語・スペイン語などのヨーロッパ言語は1ワード単価が主流です。
Q. ホームページ翻訳の場合、メタタグやalt属性も文字数に含まれますか?
含まれるのが一般的です。SEO上重要なtitleタグ・meta description、画像のalt属性、ボタンテキスト、エラーメッセージなどは翻訳対象になります。これらを除外して見積もると、納品時に追加見積もりが発生するため、依頼時に対象範囲を明確化することが重要です。
Q. PDFが画像化されていて文字をコピーできない場合はどうすればよいですか?
Adobe Acrobat ProやGoogleドキュメントのOCR機能で文字認識を行うか、翻訳会社に原稿を渡して概算見積もりを依頼するのが現実的です。FNJでは画像型PDFの文字数算出から対応していますので、原稿のまま送付いただいて問題ありません。
Q. 翻訳メモリ(TM)を使うと文字数の数え方は変わりますか?
翻訳メモリを活用する場合、過去訳との一致率に応じて文字数の料金算定が変動します。100%一致・95%以上の高一致・新規翻訳の3区分で異なる単価が適用されるのが一般的で、マニュアル更新や定期翻訳ではコストを大幅に圧縮できます。
Q. 部分翻訳の場合、原稿全体の文字数は伝えるべきですか?
翻訳対象範囲の文字数のみで問題ありません。ただし全体の中で対象範囲が分散している場合や、訳文の前後文脈が必要な場合は、参考として原稿全体も送付いただくと品質が安定します。
Q. 概算で見積もりを取りたい場合、文字数は自分で数える必要がありますか?
必須ではありません。原稿ファイルを送付いただければ、FNJ側で文字数算出から概算見積もりまで無料で対応します。ファイル送付が難しい場合は、おおよそのページ数や原稿の種類(A4何枚程度・パンフレットか契約書か等)をお伝えいただければ、概算レンジでご提示できます。
