最終更新日:2026年7月11日
翻訳依頼の流れを6ステップで解説|見積もり・発注・納品の実務ガイド

翻訳を依頼したいものの、「何を準備すればよいのか」「どのように見積もりを頼めばよいのか」「納品後は何を確認すればよいのか」と迷っている担当者は少なくありません。
翻訳依頼で失敗しないために重要なのは、翻訳会社を探す前に、原稿・用途・対象読者・納期・納品形式などの条件を整理しておくことです。依頼内容が明確であるほど、見積もりの精度が高まり、翻訳品質や納期のトラブルも防ぎやすくなります。
翻訳依頼は、基本的に次の6ステップで進みます。
| ステップ | 実施内容 |
| STEP1 | 原稿・用途・納期などの依頼条件を整理する |
| STEP2 | 翻訳会社や依頼先を選ぶ |
| STEP3 | 原稿を添付して見積もりを依頼する |
| STEP4 | 料金・納期・修正条件を確認して発注する |
| STEP5 | 翻訳中の質問対応や用語確認を行う |
| STEP6 | 納品物を検収し、必要に応じて修正を依頼する |
本記事では、1998年創業の翻訳会社として法人・個人の翻訳を支援してきた経験をもとに、翻訳を依頼する流れ、見積もり時に伝える項目、依頼メールの例文、料金・納期の考え方、納品後の確認事項まで実務に沿って解説します。
翻訳を依頼する前に準備する7つの項目
翻訳会社へ問い合わせる前に、次の7項目を整理しておくと、見積もりから発注までをスムーズに進められます。
| 準備項目 | 確認する内容 |
| 原稿 | 翻訳対象となるWord・Excel・PDF・PowerPointなどのファイル |
| 言語 | 日本語から英語、英語から日本語などの翻訳方向 |
| 用途 | 契約書、ホームページ、マニュアル、社内資料など |
| 対象読者 | 一般消費者、取引先、技術者、医療従事者など |
| 希望納期 | 最終納品日、中間確認日、公開予定日など |
| 納品形式 | Word、Excel、PDF、HTML、InDesignなど |
| 参考資料 | 用語集、過去の翻訳、製品資料、表記ルールなど |
1. 翻訳する原稿を確定する
最初に、翻訳対象となる原稿をできるだけ完成版に近い状態にします。
原稿が未完成のまま見積もりを依頼すると、発注後に文章量が増えたり、原文の差し替えが発生したりして、追加費用や納期変更の原因になります。
Word・Excel・PowerPointなど編集可能な元データがある場合は、PDFだけでなく元データも翻訳会社へ共有するとスムーズです。PDFや画像データしかない場合は、文字の読み取りやレイアウト再現に別途作業が必要になることがあります。
2. 翻訳する言語と翻訳方向を決める
見積もり時には、翻訳する言語だけでなく、翻訳方向まで明確に伝えます。
- 日本語から英語
- 英語から日本語
- 日本語から中国語簡体字
- 中国語繁体字から日本語
- 英語からフランス語
同じ英語翻訳でも、日本語から英語へ翻訳する場合と、英語から日本語へ翻訳する場合では、翻訳者や料金体系が異なることがあります。
3. 翻訳文の用途を明確にする
翻訳の品質や表現は、使用目的によって変わります。
| 用途 | 翻訳で重視するポイント |
| 社内資料・参考資料 | 内容を正しく把握できること |
| ホームページ・会社案内 | 自然な表現、読みやすさ、ブランドイメージ |
| 契約書・規約 | 正確性、用語の一貫性、解釈のずれを防ぐこと |
| マニュアル・技術文書 | 専門用語の正確性、表記統一、再現性 |
| 医療・法律・特許文書 | 専門分野に関する知識と厳密なチェック |
| 広告・販促物 | 直訳ではなく、現地の読者に伝わる表現 |
翻訳会社に「英語にしてください」とだけ伝えるのではなく、「海外の取引先に提出する契約書」「外国人観光客向けのWebページ」など、具体的な用途を伝えることが重要です。
4. 翻訳文を読む対象者を決める
同じ原稿でも、翻訳文を読む人によって適切な表現は異なります。
一般消費者向けであれば、専門用語を避けたわかりやすい表現が求められます。一方、技術者や研究者向けであれば、専門用語を正確に使用し、原文の意味を厳密に再現する必要があります。
対象読者の国・地域・業界・専門知識のレベルまで伝えると、翻訳者が文体や用語を判断しやすくなります。
5. 希望納期を決める
見積もり依頼時には、希望納期を具体的な日付で伝えます。
「なるべく早く」ではなく、「8月20日までに初稿」「8月25日までに最終納品」のように伝えると、翻訳会社が作業スケジュールを組みやすくなります。
大量の文書や専門性の高い案件では、翻訳後のチェックや修正にも時間が必要です。公開日や提出期限から逆算し、余裕のある納期を設定することで、特急料金や品質低下のリスクを抑えられます。
6. 納品形式を指定する
翻訳文をどのような形式で受け取りたいかも、見積もり時に伝えます。
- Wordファイル
- Excelファイル
- PowerPointファイル
- PDFファイル
- HTMLデータ
- InDesign・IllustratorなどのDTPデータ
- 対訳表形式
ホームページやパンフレットの場合は、翻訳だけでなく、HTMLへの組み込みやDTPレイアウトの調整が必要になることがあります。翻訳後の用途まで伝え、必要な作業を含めて見積もりを取得してください。
7. 用語集や参考資料を準備する
過去の翻訳データ、製品カタログ、業界用語集、社内表記ルールなどがある場合は、見積もり時または発注時に共有します。
参考資料があると、次のような問題を防ぎやすくなります。
- 製品名やサービス名の表記が資料ごとに異なる
- 同じ専門用語に複数の訳語が使われる
- 企業独自の表現が一般的な訳語に置き換えられる
- 過去の翻訳と文体や表現が合わない
特にマニュアル、契約書、製品カタログ、Webサイトなど、継続的に翻訳が発生する案件では、用語集の整備が品質と作業効率を大きく左右します。
翻訳依頼から納品までの流れを6ステップで解説

翻訳会社へ依頼してから納品されるまでの一般的な流れを、6つのステップに分けて解説します。
STEP1:依頼条件と原稿を整理する
まずは、翻訳対象となる原稿と言語、用途、対象読者、納期、納品形式を整理します。
この段階で原稿の内容が確定していない場合は、現時点の原稿で概算見積もりを依頼し、原稿確定後に正式見積もりを出してもらう方法もあります。
ただし、概算見積もりと正式見積もりでは金額が変わる可能性があるため、社内予算を確定する際は注意が必要です。
STEP2:依頼先を選ぶ
翻訳の依頼先には、翻訳会社、フリーランス翻訳者、クラウドソーシング、AI翻訳などがあります。
品質管理、複数言語への対応、機密情報の管理、納期管理を重視する法人案件では、翻訳会社への依頼が適しています。
一方、少量の社内資料や内容確認が目的であれば、フリーランス翻訳者やAI翻訳が適している場合もあります。
依頼先の詳しい比較については、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】
翻訳会社の比較・選び方を解説
STEP3:原稿を添付して見積もりを依頼する
依頼先の候補を決めたら、原稿ファイルを添付して見積もりを依頼します。
正確な見積もりを取得するには、原稿を実際に確認してもらうことが重要です。文字数だけでは、専門性、レイアウト作業、図表の有無、文字の読み取り作業などを正確に判断できない場合があります。
複数社へ相見積もりを依頼する場合は、すべての会社へ同じ条件を伝えてください。条件が異なると、料金や納期を正しく比較できません。
STEP4:見積もり内容を確認して発注する
見積書を受け取ったら、合計金額だけでなく、次の項目を確認します。
- 翻訳料金の計算方法
- 翻訳対象となる文字数・単語数
- 校正やネイティブチェックの有無
- レイアウト調整やDTP作業の有無
- 納品予定日
- 納品形式
- 無償修正の範囲と期間
- 特急料金や追加費用の条件
- 支払い条件
見積書の内容に不明点がある場合は、発注前に確認してください。発注後に作業範囲の認識違いが判明すると、追加費用や納期変更につながります。
STEP5:翻訳中の質問や確認に対応する
翻訳作業が始まると、翻訳者から原文の意味や用語について質問が届く場合があります。
例えば、社内でしか使われていない略語、複数の意味に解釈できる文章、製品固有の機能名などは、原文だけでは適切な訳語を判断できません。
質問への回答が遅れると、翻訳作業が止まり、納期に影響することがあります。発注時に質問対応を行う担当者を決めておくと、進行がスムーズです。
長期案件や文章量の多い案件では、一部を先に翻訳してもらい、文体や用語の方向性を確認する中間納品も有効です。
STEP6:納品物を検収して修正を依頼する
翻訳文が納品されたら、原文と照らし合わせて検収します。
検収では、翻訳の正しさだけでなく、抜け漏れ、固有名詞、数値、日付、ファイル形式、レイアウトなども確認してください。
修正が必要な場合は、「全体的に違和感がある」といった曖昧な依頼ではなく、修正箇所と理由を具体的に伝えます。
修正内容が原文の変更や文章の追加にあたる場合は、無償修正ではなく追加翻訳として扱われることがあります。
翻訳の見積もり依頼で伝えるべき6項目
翻訳の見積もりを依頼する際は、最低限、次の6項目を伝えてください。
| 項目 | 記載例 |
| 翻訳言語 | 日本語から英語 |
| 原稿 | Wordファイル3点、合計約10,000文字 |
| 用途 | 海外取引先へ提出する製品マニュアル |
| 対象読者 | 製品を使用する海外の技術担当者 |
| 希望納期 | 8月20日まで |
| 納品形式 | 原稿と同じWord形式 |
専門分野、用語集の有無、レイアウト調整の必要性などもわかる範囲で伝えると、より正確な見積もりを取得できます。
翻訳の見積もり依頼メールの例文
翻訳会社への問い合わせメールは、次の形式で作成すると必要な情報が伝わりやすくなります。
件名:製品マニュアルの英語翻訳に関する見積もり依頼
株式会社〇〇
ご担当者様お世話になっております。
株式会社△△の□□と申します。製品マニュアルの英語翻訳を検討しており、見積もりをお願いしたくご連絡いたしました。
依頼内容は以下のとおりです。
・翻訳言語:日本語から英語
・用途:海外顧客向けの製品マニュアル
・対象読者:製品を使用する技術担当者
・原稿:Wordファイル2点、合計約15,000文字
・希望納期:〇月〇日
・納品形式:原稿と同じWord形式
・参考資料:過去の英語版マニュアルと用語集あり原稿と参考資料を添付しておりますので、料金と納期をご確認いただけますでしょうか。
また、見積もりには翻訳後の校正および修正対応を含めていただけますと幸いです。
ご不明点がございましたらお知らせください。
何卒よろしくお願いいたします。
原稿に機密情報が含まれている場合は、原稿を送付する前に秘密保持契約の締結が可能か確認してください。
翻訳見積もりの計算方法や確認項目については、以下の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】
翻訳の見積もり方法と依頼時の確認項目
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翻訳料金はどのように決まる?
翻訳料金は、単純な文字数だけでなく、言語、専門分野、納期、品質管理の工程、納品形式などによって決まります。
| 料金に影響する要素 | 内容 |
| 文字数・単語数 | 原文または翻訳後の文字数・単語数を基準に計算 |
| 言語 | 翻訳者の人数が少ない言語は料金が高くなる場合がある |
| 専門分野 | 医療・法律・特許・技術分野は専門知識が必要 |
| 品質レベル | 翻訳のみ、校正付き、ネイティブチェック付きなど |
| 納期 | 短納期では特急料金が発生する場合がある |
| ファイル形式 | PDFの文字起こしやDTP調整が必要な場合は別途費用 |
ファーストネット翻訳サービスでは、翻訳内容や品質レベルに応じた複数のプランを用意し、1文字8円から対応しています。
ただし、実際の料金は原稿の内容、言語、専門性、納期などによって変わります。予算を正確に把握するためには、原稿を添付したうえで見積もりを取得してください。
翻訳料金の相場や内訳については、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】
翻訳料金・費用相場と単価の決まり方
翻訳の納期はどのくらいかかる?
翻訳の納期は、文字数、言語、専門分野、チェック工程によって異なります。
一般的な文書であれば数日から1週間程度で対応できることもありますが、文章量が多い案件、専門性が高い案件、複数言語への翻訳では、より長い期間が必要です。
納期を検討する際は、翻訳作業だけでなく、次の期間も考慮してください。
- 見積もり内容を社内で確認する期間
- 発注手続きや契約に必要な期間
- 翻訳者からの質問に回答する期間
- 納品後の社内確認期間
- 修正対応に必要な期間
- ホームページや印刷物へ反映する期間
公開日や提出期限の直前に依頼すると、十分な確認時間を確保できません。できるだけ余裕を持って相談してください。
翻訳会社・フリーランス・AI翻訳の違い
翻訳の依頼先は、目的や予算に応じて選ぶ必要があります。
| 依頼先 | 向いているケース | 注意点 |
| 翻訳会社 | 法人文書、専門文書、複数言語、継続案件 | 少量案件では最低料金が設定される場合がある |
| フリーランス翻訳者 | 専門分野が明確な案件、少量の翻訳 | 品質管理や納期管理が個人に依存する |
| クラウドソーシング | 予算を抑えたい案件、翻訳者を比較したい場合 | 翻訳者によって品質に差がある |
| AI翻訳 | 社内確認用、概要把握、大量文章の一次翻訳 | 誤訳、表現の不自然さ、機密情報の扱いに注意 |
契約書、対外向け文書、ホームページ、製品マニュアルなど、翻訳品質が企業の信用や安全性に影響する案件では、翻訳会社への依頼が適しています。
AI翻訳を利用する場合でも、そのまま公開するのではなく、翻訳者によるポストエディットやネイティブチェックを組み合わせる方法があります。
翻訳会社を選ぶ際の5つの確認ポイント
翻訳会社を選ぶときは、料金だけでなく、翻訳体制や対応分野も確認してください。
1. 依頼する分野の翻訳実績があるか
医療、法律、契約書、IT、機械、化学などの専門文書では、語学力だけでなく専門知識が必要です。
翻訳会社のホームページで対応分野を確認し、可能であれば類似文書の翻訳実績や翻訳者の経歴について質問してください。
2. 翻訳後のチェック体制が明確か
翻訳者が作業した後、別の担当者が校正するのか、ネイティブチェックが含まれるのかを確認します。
「ネイティブ翻訳」と「ネイティブチェック」は異なります。ネイティブチェックは、翻訳後の文章を母語話者が確認する工程です。
誰が翻訳し、誰がチェックするのかが明確な会社を選ぶことが重要です。
3. 料金の内訳が明確か
見積書では、翻訳料金、校正料金、DTP料金、特急料金などの内訳を確認します。
金額が安く見えても、校正やレイアウト調整が含まれておらず、後から追加費用が発生するケースがあります。
4. 修正対応の条件が明確か
納品後の修正について、無償で対応してもらえる範囲と期間を確認します。
翻訳上の誤りは無償修正の対象でも、原文の差し替え、文章の追加、表現方針の変更などは追加費用になることがあります。
5. 情報管理体制が整っているか
契約書、顧客情報、社内資料、研究データなどを依頼する場合は、秘密保持契約やデータ管理方法を確認してください。
必要に応じて、次の項目も確認します。
- 秘密保持契約の締結
- 翻訳者との秘密保持契約
- ファイルの送受信方法
- 翻訳データの保管期間
- 第三者への再委託の有無
- ISO認証やプライバシーマークの取得状況
契約・発注前に確認する項目
翻訳会社を決定したら、正式発注の前に次の項目を書面で確認してください。
| 確認項目 | 確認する内容 |
| 作業範囲 | 翻訳、校正、ネイティブチェック、レイアウト調整の範囲 |
| 料金 | 消費税、追加料金、特急料金を含めた総額 |
| 納期 | 初稿日、最終納品日、中間納品の有無 |
| 納品形式 | Word、Excel、PDF、HTML、DTPデータなど |
| 修正条件 | 無償修正の範囲、回数、受付期間 |
| 秘密保持 | NDA、ファイル管理、再委託の条件 |
| 支払い条件 | 支払い時期、支払い方法、振込手数料 |
口頭だけで発注せず、メール、発注書、契約書などで条件を残しておくと、認識違いを防げます。
翻訳作業中に依頼者が行うこと
翻訳を発注した後も、依頼者側の対応は必要です。
翻訳者からの質問に回答する
原文に曖昧な表現や社内用語が含まれている場合、翻訳者から質問が届きます。
回答が遅れると納期に影響するため、原稿内容を理解している担当者が回答できる体制を整えておきます。
原稿を変更する場合は差分を明確にする
発注後に原稿を差し替える場合は、変更した箇所がわかるように伝えてください。
原稿全体を再送するだけでは、翻訳会社が変更箇所を特定する作業に時間を要します。Wordの変更履歴やExcelのセル色などを使い、差分を明確にします。
中間納品で方向性を確認する
大量の文章を一度に翻訳する案件では、初期段階で一部を確認することが重要です。
用語、文体、表現の方向性に問題がある場合でも、早い段階で修正すれば、全体への影響を抑えられます。
納品後の検収チェックリスト

翻訳文が納品されたら、次の項目を確認してください。
- 原文のすべての文章が翻訳されているか
- 見出し、表、注釈、脚注に翻訳漏れがないか
- 会社名、製品名、人名、地名が正しいか
- 数字、金額、日付、単位が原文と一致しているか
- 指定した専門用語が使用されているか
- 同じ用語の表記が統一されているか
- 文章の文体が対象読者に合っているか
- リンクやメールアドレスが正しいか
- ファイル形式が指定通りか
- 文字化けやレイアウト崩れがないか
依頼者自身が翻訳言語を読めない場合は、社内の現地担当者や第三者のネイティブに確認してもらう方法もあります。
修正依頼は具体的に伝える
修正を依頼する場合は、対象箇所、希望する表現、修正理由を具体的に伝えます。
例えば、次のように依頼します。
3ページ2段落目の「〇〇」は、社内の統一表記に合わせて「△△」へ変更してください。今後、同じ用語が出てくる箇所も「△△」に統一してください。
修正内容をExcelやコメント機能で一覧にすると、修正漏れを防ぎやすくなります。
翻訳依頼でよくある失敗と回避策
| よくある失敗 | 主な原因 | 回避策 |
| 見積もり後に追加料金が発生した | 原稿の追加や作業範囲の認識違い | 原稿と納品形式を確定してから見積もりを依頼する |
| 専門用語の誤訳が多かった | 翻訳者に分野知識がない | 専門分野の実績を確認し、用語集を共有する |
| 翻訳文の表現が想定と違った | 用途や対象読者を伝えていない | 掲載場所、読者、希望する文体を共有する |
| 納期に間に合わなかった | 原稿確定や質問回答が遅れた | 余裕のある納期を設定し、回答担当者を決める |
| 納品後に大量の修正が必要になった | 中間確認を行っていない | 一部を先に納品してもらい、方向性を確認する |
| 機密情報の管理に不安が残った | NDAや管理方法を確認していない | 発注前に情報管理体制を確認する |
翻訳依頼のトラブルは、翻訳作業そのものよりも、発注前の情報不足や認識違いによって起こることが少なくありません。
原稿、用途、対象読者、納期、納品形式を具体的に伝えることで、多くのトラブルを防げます。
個人でも翻訳会社に依頼できる?
翻訳会社の多くは、法人だけでなく個人からの依頼にも対応しています。
個人から依頼されることが多い文書には、次のようなものがあります。
- 戸籍謄本・住民票・出生証明書
- 卒業証明書・成績証明書
- 留学・ビザ申請書類
- 運転免許証
- 推薦状・履歴書
- 論文・レポート
- 海外とのメールや契約書
公的機関や学校へ提出する書類では、翻訳証明書、宣誓、公証、アポスティーユなどが必要になる場合があります。
必要な手続きは提出先によって異なるため、翻訳を依頼する前に、提出先へ必要条件を確認してください。
個人からの依頼では、法人取引と異なり、前払いが必要になる場合があります。また、文章量が少なくても最低料金が設定されていることがあります。
翻訳依頼に関するよくある質問
Q. 翻訳の見積もりだけでも依頼できますか?
多くの翻訳会社では、原稿を確認したうえで無料見積もりに対応しています。原稿、翻訳言語、用途、希望納期、納品形式を伝えると、より正確な見積もりを取得できます。
Q. 原稿が完成していなくても見積もりできますか?
未完成の原稿でも概算見積もりを依頼できる場合があります。ただし、最終的な文字数や内容によって料金が変わるため、原稿完成後に正式見積もりが必要です。
Q. 少量の文章でも翻訳を依頼できますか?
少量の文章でも依頼できますが、翻訳会社によっては最低料金が設定されています。数十文字から数百文字程度の依頼では、文字単価で計算した金額よりも最低料金が適用されることがあります。
Q. 翻訳の納期はどのくらいですか?
納期は文字数、言語、専門分野、チェック工程によって異なります。一般的な文書であれば数日から1週間程度で対応できる場合もありますが、大量の文書や専門文書では、さらに日数が必要です。
Q. 急ぎの翻訳にも対応してもらえますか?
翻訳会社の稼働状況や原稿量によっては、短納期対応が可能です。ただし、複数の翻訳者で分担する場合や特急料金が発生する場合があります。品質確認の時間も必要なため、できるだけ早めに相談してください。
Q. 機密情報を含む文書でも依頼できますか?
契約書、顧客情報、社内資料などの機密文書も依頼できます。発注前に秘密保持契約の締結、データの送受信方法、翻訳者への情報共有範囲、納品後のデータ保管方法を確認してください。
Q. 翻訳後の修正は依頼できますか?
多くの翻訳会社では納品後の修正に対応しています。ただし、翻訳上の誤りと、原文変更・文章追加・表現方針の変更では、料金の扱いが異なります。無償修正の範囲と期間を発注前に確認してください。
Q. AI翻訳した文章のチェックだけでも依頼できますか?
AI翻訳や機械翻訳の文章を、人間の翻訳者が修正するポストエディットに対応している翻訳会社もあります。文章の用途やAI翻訳の品質によっては、最初から人力で翻訳した方が効率的な場合もあります。
まとめ|翻訳依頼は発注前の情報整理が重要
翻訳をスムーズに依頼し、品質の高い翻訳文を受け取るためには、発注前の準備が重要です。
- 翻訳する原稿をできるだけ完成させる
- 言語、用途、対象読者、納期、納品形式を整理する
- 原稿を添付して正確な見積もりを取得する
- 料金だけでなく、チェック体制や専門分野の実績を確認する
- 発注前に修正条件、秘密保持、支払い条件を確認する
- 翻訳中の質問に迅速に回答する
- 納品後は翻訳漏れ、用語、数値、レイアウトを検収する
翻訳依頼で発生するトラブルの多くは、依頼内容の情報不足や、発注者と翻訳会社の認識違いによって起こります。
翻訳会社へ相談する際は、完成した原稿がなくても、現時点でわかる情報を整理して伝えることが大切です。
ファーストネット翻訳サービスは、1998年の創業以来、企業のホームページ、契約書、マニュアル、技術資料、公的書類など、さまざまな翻訳に対応しています。
英語・中国語をはじめとした多言語翻訳に対応し、翻訳内容や用途に応じて適切なプランをご提案します。翻訳料金は1文字8円からで、原稿を確認したうえで事前にお見積もりをご案内します。
翻訳の進め方がわからない場合や、どの品質レベルを選べばよいかわからない場合も、原稿の用途や希望納期をもとにご案内いたします。まずは原稿を添付のうえ、お気軽にご相談ください。
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